研究課題/領域番号 |
17K18423
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
計測工学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
加藤 悠人 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究員 (70635820)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 誘電体導波路 / 誘電体アンテナ / Sパラメータ計測 / 不確かさ / Sパラメータ / 高周波計測 / 誘電体 / アンテナ / 電波伝搬 |
研究成果の概要 |
同軸線路の伝送損失が顕著になるミリ波・サブミリ波帯では、それに代わるフレキシブルな伝送線路として誘電体導波路が注目されている。誘電体導波路は同軸線路よりも伝送損失が低く、金属導波路とは異なりフレキシブルである一方で、金属線路との接合部におけるミスマッチの問題から産業応用が進んでいなかった。本研究では、誘電体導波路の産業応用の拡大を目指し、誘電体導波路と誘電体アンテナを一体化したこれまでにない構成の考案・実証と、誘電体導波路の性能実証のために必要となる高精度な計測技術の確立を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
誘電体導波路を既存の金属線路と組み合わせて実装する際の障害として、金属線路との接合部におけるミスマッチによる反射があった。本研究では、誘電体線路と誘電体アンテナを一体化することでミスマッチを回避した新たな構造を提案した。また、ミスマッチの影響を除去することで、誘電体線路の高精度な伝搬測定を実現する計測手法を提案・実証した。これらの研究成果により、誘電体線路の応用可能性が広がり、5G無線通信や特にその基地局システムにおける産業利用が拡大することが期待される。
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