研究課題/領域番号 |
17K18464
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想、芸術およびその関連分野
|
研究機関 | 立教大学 (2018-2019) 早稲田大学 (2017) |
研究代表者 |
高橋 かおり 立教大学, 社会情報教育研究センター, 助教 (30733787)
|
研究分担者 |
北田 暁大 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (10313066)
韓 東賢 日本映画大学, 映画学部, 准教授 (50635670)
神野 真吾 千葉大学, 教育学部, 准教授 (90431733)
竹田 恵子 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 特任准教授 (30726899)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | アートプロジェクト / 芸術 / 協働 / 社会関係資本 / コミュニティ / 文化 / アート / 芸術社会学 / 社会と関わる芸術 / 地域 / 社会学 / ソーシャリー・エンゲージド・アート |
研究成果の概要 |
本研究では、芸術を通じた活動、とりわけある地域で様々な人が関わって行われるアート協働制作がどのように行われるのか、そしてその過程でどのような関係性(社会関係資本)が醸成されるのかということについて、フィールドワークをもとにした探求を行った。 対象事例とした事例には様々なアクターが関わっており、その芸術活動(対象者・ジャンル・実施主体)が選ばれる過程にはそれぞれの地域の文脈があることが分かった。そのうえで、アートが多様な人々に開かれているといわれる理由は、その協働制作の場において様々な配慮がなされていることがその一因にあるといえる。これがいわゆる橋渡し型社会関係資本の考えと結びつくのである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ある地域で複数年継続しながら、その活動形態を変化させてきている芸術活動の事例調査をすることで、協働制作の場での相互行為のみならず、その相互行為を成り立たせる制度的背景や、地域とのかかわりを明らかにした。そして芸術やアートの協働制作が人々のつながりを社会関係資本ととらえ、それを生み出すメカニズムとその手法について明らかにした。 本研究の成果は、地域の関係性を社会関係資本という概念から捉える視座のみならず、それに基づく分析と、その時に取りうる学術的・実践的調査方法を提示している。このことは、今後同様の地域における芸術活動を調べる際の指針となりえ、実践者・研究者両方に影響を及ぼすだろう。
|