研究課題/領域番号 |
17K18466
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
原木 万紀子 立命館大学, 共通教育推進機構, 准教授 (60778926)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 裁判員裁判 / Gruesome evidence / インフォメーショングラフィック / メディカルイラストレーション / Information graphics / インフォグラフィック / 遺体写真 / 心理的負担 / PTSD / Info graphics / 医療コミュニケーション / Medical Illustration / Medical-legal イラストレーション / 情報デザイン / インフォグラフィック(infographics) / 科学コミュニケーション |
研究成果の概要 |
本研究では、当初計画として立てていた3つのフェーズのうちの2つに関して、調査を実施し論文として発表することができた。論文としての成果は3つあり、本研究を実施する前段階で実施し、本研究のインフォグラフィック作成のフレームワーク的な位置付けとなる論文、およびそれを元にして、法医学者に調査を実施した論文、および市民に対して調査を実施した論文の3つである。また、国内ではインフォグラフィックの研究は少ないが、インフォグラフィックとは何かを示した書籍、およびインフォグラフィックの1種である、メディカルイラストレーションの作成教科書についても出版し書籍として成果を残すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
裁判に参加した裁判員が凄惨な証拠写真を閲覧することによる心理的負担を訴える現象は日本だけでなく、同様の制度(陪審員制度)を採用している米・加等で訴訟になる程問題となっている。心理的負担を減らすことが一番であるが、現在まで解決方法が見つかっていなかった。本研究でインフォメーショングラフィックを用いることを試み、描写の違いや効果の違いなど使用に向けた初期の一歩を研究として進めることができた。このような研究は過去に1件ほどあったのみでその後類似の研究は存在しなかったが美術の技量と医学の知識を組み合わせ、10年以上ぶりに新たな成果を示すことができ、研究を進めることで社会実装が実現することも期待される。
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