研究課題/領域番号 |
17K18473
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 公益財団法人中村元東方研究所 |
研究代表者 |
釈 悟震 公益財団法人中村元東方研究所, その他部局等, 副総括研究員 (80270536)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 宗教間異質の超克 / 人類の共生と平和の尊び / 人類不戦の尊び / 民族の価値観そして宗教と民主主義 / 宗教と自由 / 慈悲と愛と寛容そして共生 / 宗教と共存共栄 / 宗教における生と死と心の安穩 / 宗教間共助と異質の超克 / 宗教と民主主義の価値 / 宗教協調 / 人類平和 / 宗教間和合 / 宗教と民主主義 / 宗教と民主主義の価値観 / 生と死と安穩 / 宗教共助思想の基礎的研究 / スリランカ平和思想の根源 / 宗教共生思想 / 宗教共存の位置づけ / 宗教対話による共助思想 |
研究成果の概要 |
今の地球上は大変困難な時といえるGLOBALIZATION時代から自国優先的な民族主義や片側原理主義の思想の傾向が深化している。世界は緊張や紛争の多くが宗教の名の基で展開している気配で遺憾の極みである。これらの現実的な問題意識を第一義とした本研究は今日的な緊張と紛争を超克するためにスリランカの古からの寛容と共生思想に基づいて近未来的にみなが尊ぶ平和思想の新しい枠組みや解決策を構築する。その方法として宗教思想の可能性に新たな光を投じようとしたスリランカにウエイトをおき挑戦的に仏教、キリスト教、イスラームの現地調査を中心とし、宗教間の共助思想構造に関する基礎的研究課題解明の一端を別巻にて公刊した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の一端は“Seeking Symbiosis of Humanity”という英文の書物および『人類の共生と平和の尊びを求めて―寛容に生きるスリランカ宗教の超克思想を考える』という一般啓蒙書の形で公刊しスリランカ社会が築き上げてきた平和的共存思想を世界および国内にむけて発信した。これは、スリランカ社会における精神伝統の再評価の提示という学術的意義および、スリランカのみならずグローバル社会において思想的、宗教的、経済的において全地球的不平等に加え未曽有のCOVID-19の発生に伴い、より一層難局面に接している人類の精神的かつ心理的平安と安穏の為、大いなる社会的意義があるものと確信する。
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