研究課題/領域番号 |
17K18488
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
平石 妙子 共立女子大学, 国際学部, 教授 (80060705)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 日系アメリカ文学 / 日系日本語文学 / 帰米二世 / アジア系アメリカ人運動 / 異人種間関係 / 越境 / 日系アメリカ人 / 日系英語文学 / 強制収容 / 補償請求運動 / 日系コミュニティ / 異人種間結婚 / 日系アメリカ人コミュニティ異人種間関係 / 英米文学 / 比較文学 |
研究成果の概要 |
本研究は、日系社会が転換期を迎えた1960年代から1990年代に至るまでに書かれた日系英語文学と日系日本語文学とを比較し、日系英語文学と日系日本語文学との差異や共通性を検証することを目的としたものである。アジア系アメリカ人運動やその後の日系社会の変化を再検証し、1960年代以後の日系英語文学および日本語文学を日系新聞の日本語欄や日本語文芸同人誌などに掲載されたさまざまなジャンルの作品なども含めて年代別およびテーマ別に分類し、分析したうえで、日系アメリカ文学の多様性や特異性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで日系アメリカ文学研究はあくまでも日系英語文学が中心で移民世代によって始められた日系日本語文学については別個のものとして捉えられる傾向がみられた。本研究はこのような状況を踏まえて、日系社会の転換期における日系日本語文学を日系英語文学と比較しながら、両文学の関係や差異を検討し、包括的な日系アメリカ文学研究の方向性を探るものである。アメリカ文学研究の「国際化」や「脱中心化」などが議論される中で、本研究を通して日系アメリカ文学の多様性や特異性を考察することは、日系アメリカ文学研究の新たな模索に連なる試みとして捉えることが可能であろう。
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