研究課題/領域番号 |
17K18503
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 |
研究代表者 |
野田 尚史 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 日本語教育研究領域, 教授 (20144545)
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研究分担者 |
松崎 寛 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10250648)
石黒 圭 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 日本語教育研究領域, 教授 (40313449)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 日本語 / 学習者 / 聴解 / 辞書 / 聞き誤り / 日本語学習者 / 日本語教育 |
研究成果の概要 |
さまざまな日本語学習者を対象に,日本語の日常会話の音声を聴いてもらい,学習者がどのように誤って聴き取っているのかを調査した。その結果から次のような聴き誤りのタイプを明らかにした。 (1) 音声の混同:「手配したのです」を「でかい人です」と聴き取る,(2) 音声の脱落:「周り」を「マリ」と聴き取る,(3) 音声の添加:「所作」を「しょうさ」と聴き取る,(4) 不適切な区切り:「もう嬉しい」を「もくれしい」と聴き取る
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語を母語としない日本語学習者が日本語の日常会話を聴き取るとき,既存の辞書はあまり役に立たない。わからない表現を辞書で調べても,辞書に載っていないことが多いからである。 本研究では日本語学習者を対象にした調査によって,学習者にとってどのような語句を聴き取るのが難しいのか,また,どのような語句をどのように聴き誤るのかを明らかにした。この研究成果は日本語学習者用の聴解用辞書の開発に役に立つ。
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