研究課題/領域番号 |
17K18514
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
南 博史 京都外国語大学, 国際貢献学部, 教授 (00124321)
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研究分担者 |
木村 暁 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (00625113)
堀川 徹 京都外国語大学, 国際言語平和研究所, PAX MUNDI 特別研究員 (60108967)
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研究協力者 |
松井 敏也
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 持続可能な世界遺産 / 総合政策科学 / フィールドミュージアム / 内発的開発 / 歴史的建造物保存と活用 / 水問題 / 持続可能な観光 / 博物館学 / 世界遺産と博物館都市 / 土製建造物保存修復 / 文化財ガバナンス / 住民主体 / 持続可能性 / コミュニティ・エンゲージメン / 世界遺産 / 博物館都市 / 中央アジア / コミュニティ・エンゲージメント / 総合政策科学と博物館学 |
研究成果の概要 |
建造物内の展示室や展示ケースの中の温湿度は、冬季~夏に30度を超える変化が確認できた。環境データと作品の劣化状況との関連を見つけ作品を保全するための対応策を考えていく基礎データを提供した。また、城壁など建造物では多くの部分で劣化・損壊の状況を確認した。具体的な保存修復作業のためには、まず日々の観察、モニタリングが必要ということで、観察に住民の協力を得られないかを提案した。 世界遺産ヒヴァの博物館都市の持続性に関しての調査については、2019年2月の調査時点で地域住民代表をいれた国際博物館フォーラムを開催することができた。世界遺産ヒヴァの博物館都市の持続性についていくつかのアイデアを提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新たな研究課題は①博物館都市への観光客の増加によるホテルやレストランでの地下水くみ上げの増加による地下水位の低下。②増加する生活雑排水が「なんらかの地表や地下環境条件の下で地中に溜まり」それが建造物に影響を与えているのではないか。 ウズベキスタン中央政府や地方政府の政策含意を考慮すると、観光産業の活性化は国や地域の経済発展にとって不可欠である。しかし、ヒヴァの住民の生活や世界遺産にとって、観光産業の一方的な活性化は、その持続性にも影響する深刻な「水問題」を引き起こす可能性が高い。持続的開発・発展を可能にする本研究によって、グローバルな環境問題解決を目指す日本ならではの地域貢献活動に繋げる。
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