研究課題/領域番号 |
17K18520
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 奈良県立橿原考古学研究所 |
研究代表者 |
西藤 清秀 奈良県立橿原考古学研究所, その他部局等, 特別職非常勤職員 (80250372)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 三次元画像 / 破壊された文化財の再現 / ベル神殿 / 米軍空中写真 / 石光山古墳群 / 小山田古墳 / 写真合成 / パルミラ / 消滅した古墳群・古墳 / 3次元画像 / 米軍撮影写真 / 消滅した古墳 / 文化財科学 / 破壊・消失した文化財 / 既往の写真 |
研究成果の概要 |
本研究は、ISに爆破されたシリア・パルミラ遺跡ベル神殿を爆破前の2010年に計測した3次元画像に写真を合成して文様等仔細に表現した3次元画像を再現した。また1970年代の宅地開発等で消えた石光山古墳群や学校建設によって消滅した小山田古墳を1948年に米軍によって撮影された空中写真を使い破壊前の姿に3次元画像として再現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在消滅した文化財を破壊される前の姿に再現した本研究の学術的・社会的意義は非常に高い。ISISに爆破されたパルミラのベル神殿を2010年大まかに3次元計測し、その画像に一般的な写真を貼り付け、画像細部の鮮明化を行った。これにより学術的には今はない神殿の寸法や文様について検証でき、今後この神殿の復元に応える資料を提供できる社会的意義は大きい。また1948年の米軍撮影の写真を用いた石光山古墳群や小山田古墳の破壊前の画像は、古墳の立地を墳丘だけでなく、周辺地形を含めた視点に立てるという学術的意義に加え、現在その地に住む住民や、学ぶ生徒にとって破壊前の地理的・歴史的環境を目にする社会的意義は大きい。
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