研究課題/領域番号 |
17K18532
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
石村 大輔 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (00736225)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 津波堆積物 / 三陸海岸 / 側方対比 / 放射性炭素年代測定 / 円磨度 / 放射性炭素年代 / 化学分析 / 画像解析 / 東北地方太平洋岸 |
研究成果の概要 |
本研究では、津波堆積物の地層対比手法に関する指標のうち、津波堆積物の層位、地質学的特徴、高精度な年代、古環境情報について検討してきた。用いた試料は、東北地方太平洋岸に分布する湿地堆積物中の津波堆積物である。その結果、津波堆積物そのものは多くの情報を保持しており、適切に抽出することで、新たな津波堆積物研究につながる可能性があることがわかった。また、地層の側方対比には、主観的なものが内在しており、それらと客観的指標を合わせることでより確実度や信頼度の高い対比につながる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
津波堆積物研究は、地震メカニズムの解明や津波ハザード評価にとって非常に重要な役割を担う。2004年スマトラ島沖地震、2011年東北地方太平洋沖地震以降、世界各地で津波堆積物研究が進められ、新たなことがわかってきている。一方、津波堆積物個々の確実性や信頼度といった議論も必要であり、それらの情報をどのようにまとめ、評価し、地震・津波ハザードリスク評価につなげていくかが課題である。そこで、本研究では、ある地域内に分布する津波堆積物の認定、側方対比、それらの数をより確実にするために、複数の指標を用いて検討し、より適切かつ効率的な津波堆積物研究方法の確立を目指した。
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