研究課題/領域番号 |
17K18557
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福田 慎一 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (00221531)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 時差 / 高頻度データ / 貨幣サーチモデル / 非伝統的金融政策 / 資産価格 / 貨幣のサーチ理論 / 金融政策 / 貨幣理論 / 高頻度の金融データ / 金融取引 / 国際金融市場 / 波及効果 / グローバル化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、1 日の各時間帯で取引がどのように行われ、それがどのような経済効果(ときには市場の混乱)をもたらすのかに関する新しい理論的フレームワークを構築すると同時に、実際の資産価格が時間帯ごとにいかに形成されているかに関する実証分析を行い、その政策的含意を考察することにある。分析では、貨幣のサーチ理論を国際金融の分野に応用した理論的なフレームワークを再構築すると同時に、その理論分析の結果を踏まえて日本の高頻度の金融データを使って非伝統的金融政策が資産価格に与えた実証分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究では、地域間で時差が存在していることを考慮した上で、国際金融市場において資産価格がどのように形成されているかを分析した研究はほとんど行われていない。本研究は、そうしたこれまで顧みられなかった問題意識に基づいて、地域間で時差が存在することが国際金融市場の取引のあり方にいかなる影響を与えるのかを、斬新な視点から理論的・実証的に明らかにし、その政策的なインプリケーションを導いた。特にコロナ危機時を分析の対象期間とすることで、危機時の政策的な含意を考察した。
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