研究課題/領域番号 |
17K18560
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 政策研究大学院大学 |
研究代表者 |
城所 幸弘 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (90283811)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 兼業 / 交通需要 / 収支均衡 / 独立採算 / 混雑料金 / 空港 / 規制 / 混雑 / 費用便益分析 / 離散選択モデル / 需要予測 |
研究成果の概要 |
交通需要予測体系は、交通需要のみに着目している。しかし、現実には、空港、駅には商業施設が集積しており、商業施設と交通需要の間には相互依存関係があると考えられる。例えば、交通需要が大きい駅には、その需要を取り込むための大規模な商業施設が建設される。一方、大規模な商業施設がある駅には、その商業施設に行くための交通需要が発生する。したがって、ミクロ経済学と完全に整合的な交通需要予測モデルの開発には、兼業の分析が不可欠である。本研究では、空港を例にとり、兼業を明示的に考慮した空港需要モデルを開発した。また、開発したモデルの一つの応用例として、空港が独立採算でいられる条件を分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、これまでほとんど研究されてこなかった、兼業を明示的に考慮した交通需要予測モデルの基礎を提供したことである。本研究を発展させた場合の社会的意義は非常に大きい。例えば、大型商業施設の存在を明示的に考慮することにより、周辺の道路の建設をどのようにすべきかを分析することができる。また、本研究で得た、独立採算の条件も、社会的意義は大きい。例えば、どの程度独立採算が可能かによって、道路への課金水準を明らかにすることができる。また、大型商業施設の存在により道路の整備が必要な場合に、大型商業施設が道路整備費を負担すべきか、負担する場合はどれくらいが適当かを計算することにもつながる。
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