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実験歴史学の構築に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 17K18570
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 経済学、経営学およびその関連分野
研究機関京都産業大学

研究代表者

齊藤 健太郎  京都産業大学, 経済学部, 教授 (10387988)

研究分担者 周 艶  京都産業大学, 経済学部, 講師 (00755796)
小田 秀典  京都産業大学, 経済学部, 教授 (40224240)
山内 太  京都産業大学, 経済学部, 教授 (70271856)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード実験 / 歴史学 / ゲーム理論 / 労働争議 / 一揆 / イギリス史 / 日本史 / 日本 / イギリス / 実験経済学 / 歴史学理論
研究成果の概要

本研究は、歴史研究と実験経済学を結ぶ野心的な試みであり、歴史的な変化を実験によって分析するための方法を提案した。そのための事例として、近代イギリスの労働争議と近世日本の一揆を取り上げた。その成果は以下である。第一に争議や一揆のデータを整理した。争議データの整理自体が大きな成果であるが、参加者をゲーム理論における主体として扱うためにデータを構築し、動機や行動を抽象化したことが大きい。第二に歴史実験のための理論を構築し、実験を設計したことがある。歴史実験の概念自身が新しいアイデアであることに加えて、歴史的な事実に対して利得表を調整し、実験を行う準備をし、結果予測をおこなったことは大きな成果である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、歴史資料を整理・解読・解釈するというオーソドックスな方法に対し、仮定と操作性を有する実験の方法を構築することにより、歴史研究の画期的な革新を提案したことが何よりもの学術的成果である。また、現状では理論の実証に偏っていた実験経済学が現実の社会経済の実験研究を発展させる契機となる点でも意義深い。また、歴史研究への実験の導入を現実化させることは,社会的にも大きな意義をもつ。歴史学に対する既成概念に対する挑戦となるとともに、実験がもっとも困難であるとされる歴史学に実験的手法を適用するための方法論を整備することは他の人文社会科学への同手法の適用の際の一般的指針となるからである。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 「実験歴史学の方法構築に向けて」研究経過報告2017

    • 著者名/発表者名
      齊藤健太郎
    • 雑誌名

      総合学術研究所所報

      巻: 第12号 ページ: 69-72

    • NAID

      120006399955

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2017-07-21   更新日: 2021-02-19  

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