研究課題/領域番号 |
17K18580
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
牟田 和恵 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80201804)
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研究分担者 |
丸山 里美 京都大学, 文学研究科, 准教授 (20584098)
岡野 八代 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70319482)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 精子提供 / 同性カップル / 生殖技術 / オルタナティブな家族 / 生殖補助技術 / 家族のオルタナティブ / ドナー |
研究成果の概要 |
女性カップルの精子提供による家族形成・子育て実践の調査を行い『女性たちで子を産み育てること:精子提供による家族づくり』を公刊した。同書は国際的な研究知見を踏まえ理論的な議論を加えた家族社会学・フェミニズム理論・ジェンダー論の成果としても重要なものである。目次は以下の通り。 序 同性カップルが子を産み育てるということ、それぞれの家族たち:日本での調査から、II 海外からの知見と示唆 【カトリック国】 フランス、イタリア、アイルランド 【東アジア】台湾、韓国、III 女性たちだけでの子育てを考える:彼女たちが示唆する「家族」の可能性、IV【理論編】女性同士の家族を通してみる「家族」とケア、Vまとめ
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
同性婚はもとより、同性カップルの生殖補助医療が認められておらず、当該家族に対する社会の許容度もきわめて低い日本では、同性カップルが子をもうけるということ自体が、金銭的にも社会資源の面でも容易ではない。それにもかかわらず子をもうけたカップルが直面した・している困難と、その際に取った戦略、そして他国においてはどのように問題が解決されているかに関する事例を収集し分析検討することによって、当該家族のもとで育つ子の法的権利・福祉のあり方を改善するための基礎となる情報資料をまとめることができた。
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