研究課題/領域番号 |
17K18582
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学およびその関連分野
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
宮野 伊知郎 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 准教授 (00437740)
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研究分担者 |
畠山 豊 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 准教授 (00376956)
北岡 裕章 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (10274375)
安田 誠史 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 教授 (30240899)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 医療費 / 介護費用 / 過疎地域 / 医療需要 / 介護費 |
研究成果の概要 |
本研究では過疎地域・非過疎地域間における医療・介護費用の違いと、その要因を明らかにすることを目的とする。過疎地域2990人、非過疎地域3575人の後期高齢者医療制度の被保険者を対象として2016年1月から3月の一月当たり一人当たりの医療・介護費用を分析した結果、医療費、外来医療費は過疎地域の方が非過疎地域より高く、介護費用は非過疎地域の方が過疎地域より高かった。調剤レセプトを用いて、外来医療費の分析を行った結果、受診した医療機関数に有意差を認めず、調剤された薬局数と内用薬数(種類)は過疎地域の方が非過疎地域より多かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の分析結果から、医療資源の乏しい過疎地域では、住民が市外および2次医療圏外の医療機関を受診せざるを得ない状況であるため、遠方の医療機関を受診することとなり、医療機関の近くの薬局で薬剤を受け取ることが多くなること、そして、その結果、処方薬の管理が各医療機関・薬局毎になり、処方薬剤数の増加、外来医療費の増加に結びついている可能性が考えられた。過疎地域においては、行政、医療・福祉関連機関等の連携のもと医療・介護連携システムの構築が必要と考えられ、本研究成果はその根拠となるものと考える。
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