研究課題/領域番号 |
17K18586
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学およびその関連分野
|
研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
松尾 加奈 淑徳大学, その他部局等, 准教授 (60727478)
|
研究分担者 |
藤森 雄介 淑徳大学, その他部局等, 教授 (20364896)
ゴウホリ ヨゼフ 淑徳大学, その他部局等, 准教授 (80611152)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | ソーシャルワーク教育 / インディジナス・ソーシャルワーク / イスラム教的価値観 / ソーシャルワークの価値基盤 / 仏教ソーシャルワーク / ユダヤ・キリスト教的価値観 / インディジナイゼイション / インディジナス / ソーシャルワーク価値基盤 / ユダヤ教・キリスト教的価値観 / イスラム教ソーシャルワーク / 国際ソーシャルワーク / 宗教 / 固有の知 / 国際社会福祉 |
研究成果の概要 |
本研究ではイスラム教徒が人口の多数を占めるアジア4カ国(パキスタン・バングラデシュ・インドネシア・マレーシア)についてイスラム教信者・施設・団体が実施するソーシャルワーク活動、国家の社会福祉施策およびソーシャルワーク教育カリキュラムを調査した。各国ではイスラム教宗教施設や団体、信者による様々なソーシャルワークの活動が存在している一方、ユダヤ・キリスト教的価値基盤にあるソーシャルワーク理論偏重という専門職教育の課題が見えた。ソーシャルワーク専門職教育に加え、「助け合い」や「支えあい」など土着のソーシャルワーク活動(インディジナス・ソーシャルワーク)の探求が重要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における国際社会福祉の議論は国際比較研究・日本の社会福祉制度に基づく領域に焦点をおいた研究があるものの活発な議論がなされているとは言い難く、イスラム教と社会福祉に着目した先行研究も少ない。本研究は海外の議論で頻出するソーシャルワークのインディジナイゼイション(現地化)とイスラム教によるソーシャルワーク実践を切り口に国際社会福祉研究の可能性を探求した点で挑戦的であり、研究成果を英文で印刷し国際組織を通じて配布予定であるため国内外の先行研究となる点で意義が大きい。
|