研究課題/領域番号 |
17K18595
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学およびその関連分野
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
末盛 慶 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70387744)
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研究分担者 |
小平 英志 日本福祉大学, 子ども発達学部, 教授 (00442228)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 生活戦略 / シングルマザー / 子ども / 仕事生活 / 家族生活 / 貧困 / 再生産 / 親子関係 / 仕事 / 家族 / インタビュー調査 / 社会学 / 社会福祉関係 / 社会系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は主に3点ある。1つめはシングルマザーの仕事生活と家族生活の生活戦略に関する知見である。具体的には、約半分の事例で転職するなどシングルマザーは仕事生活に関する生活戦略を高い頻度で実行していたこと、正規に転職しても収入が上昇しないという意図せざる結果も生じていることが明らかにされた。 2つめは、シングルマザーの子どもの進路に関する知見である。子どもの進路選択については「子に任せている」世帯が多いことが明らかにされた。 3つめは、シングルマザーの子どもと親の親子関係に関する知見である。ひとり親世帯ではお互いにお互いのことを踏み込まないことで関係を維持する場合もあることが明らかにされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な意義は近年貧困を中心に語られがちなシングルマザーの具体的な生活状況を仕事生活と家族生活の生活戦略という視点を用い、かつ縦断的調査を用いて明らかにできたことである。 社会的な意義は、シングルマザーの生活状況を縦断的調査を用いて明らかにできたことにより、今後の支援実践や政策を考える際の基礎資料を提供できた点である。
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