研究課題/領域番号 |
17K18598
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学およびその関連分野
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
花田 昌宜 (花田昌宣) 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (30271456)
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研究分担者 |
黒木 邦弘 熊本学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (60369832)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 大規模地震 / 避難所 / 災害 / 障害者 / 合理的配慮 / 内部観察 / オーラルデータ / 熊本地震 / 被災者支援 / インクルーシブ / 内部観測 / 地震 / 災害時支援 / 障がい者 / アーカイブ |
研究成果の概要 |
大規模地震災害下における被災者の避難者支援体制について、2016年4月の熊本地震の事例を検証し、課題を整理することを趣旨として、地域の障害者を積極的に受入れ、インクルーシブな避難所運営を行った熊本学園大学の事例の評価を、避難所システムを成立させた当事者による内部観察として行い、学際的な研究組織のもとに多面的な調査研究・検証を行った。 障害者や高齢者の地域生活の脱施設化という流れの中で、災害時に福祉施設への入所対応を求め、避難所自身が「施設化」する傾向を実証的に検証できた。今後の被災者支援のあり方についての提言につなげる方向性を明確にできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
災害避難所に関しての実践的研究が少ない中、2016年4月の熊本地震の際、避難所運営に直接当たった研究者たちによる調査研究であり、内部観測というべき研究手法に基づき調査研究を実施した。詳細なクロノロジーやメモ類に至るまでの運営にかかる資料、研究会を通した当事者の記録などを収集整理できた。 東日本大震災の経験に学ぶ調査、2018年九州北部豪雨の現地調査、さらに近未来に大規模災害が予想される高知市調査とあわせて熊本地震の避難所運営の意義と特徴を明確にでき、今後の災害への教訓を提示し得るものと考える。
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