研究課題/領域番号 |
17K18602
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
木村 育恵 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50447504)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | ジェンダー / 多様な性 / 教育実践 / 学校教育 / 教員研修 / 教員調査 / ジェンダーと教育 / 協働 / 教育社会学 |
研究成果の概要 |
本研究は、学校教育の現場において、ジェンダーやセクシュアリティに関する教育を推進するための教育実践のあり方について検討したものである。本研究では北海道をフィールドに、特に「多様な性」に関する教育実践や学校の現状と課題について、教員調査によって明らかにした。 その結果、ジェンダーや多様な性に関する教員研修等への参加経験がない教員が回答者全体の3/4に及び、学校で当該内容を扱う必要性を感じない教員も多かった。ただし、研修等で知識を得る重要性を唱える回答も少なくない。現職教員と協働で行った性の多様さを持つ子どものサポートを学ぶ講習会では、実践に向けた情報共有や繋がりの「場」の重要性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育社会学領域では、教育実践の場を架橋する研究の蓄積が求められている。とりわけ、多様な性に関する教育実践の展開可能性については、学校教育の場で具体的支援が求められている一方、教育社会学領域での研究はほとんど見当たらず、教育現場の論理や文法を捉えながら教育実践に関わる機制を探究する研究の蓄積及び体系化も十分ではない。 本研究は、地域の学校及び教員と協働しながら、多様な性をめぐる教育実践のあり方を検討する新たな試みであり、教育学及び教育社会学における「ジェンダーと教育」研究及び教員研究に学術的に寄与するだけでなく、広く学校教育の現場にも得られた知見を還元することができる。
|