研究課題/領域番号 |
17K18603
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
岩澤 孝子 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40583282)
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研究分担者 |
百瀬 響 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10271727)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | アイヌ / 舞踊 / 伝承 / 文化変容 / 文化の再現 / アイヌ古式舞踊 / 教育学 / 文化人類学 |
研究成果の概要 |
本研究は、北海道アイヌ(鵡川アイヌ文化伝承保存会)および樺太アイヌ(樺太アイヌ<エンチウ>協会)の歌や踊り(アイヌ古式舞踊)を対象に調査研究を行い、「文化変容」および「文化の再現」をキー概念とした次世代型の芸能伝承システム構築を目的とする。本研究の成果物である映像資料は、芸能実践共同体の高齢化や伝承実態の衰退といった課題解決への契機になると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
【学術的意義】従来型の記録(調査時点における伝承実態をそのまま記録)を超えて、将来の伝承者育成に役立つツールとして、文化変容および再現という視点を組み込んだ記録・伝承のあり方を再考・実践したという点において、アイヌ古式舞踊の研究に新たな視座を与えたと考える。 【社会的意義】研究過程で明らかになった事柄を研究者と対象者間で共有したことによって現在の文化保持者に与えたインパクトは大きく、次世代の伝承者育成、または、芸能を中心とした実践共同体の育成に向けた意識改革に一定の効果があったと考える。
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