研究課題/領域番号 |
17K18618
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
吉永 契一郎 金沢大学, 高等教育開発・支援系, 教授 (70313492)
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研究分担者 |
鈴木 久男 北海道大学, 理学研究院, 教授 (20192619)
斉藤 準 帯広畜産大学, 畜産学部, 講師 (90757668)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 物理教育 / アクティブ・ラーニング / 研究大学 / 汎用能力 / STEM教育 / 教育改善 / 教育組織 / エリート教育 / PBL / 知識基盤社会 / アクティブラーニング / 授業改善 / 入学選抜 / 卒業後の進路 / 反転授業 / LMS / STEM / 教育改革 / 理数科支援 / 理工系人材 |
研究成果の概要 |
アジアの有力大学物理学科への訪問調査から、物理学科では、伝統的なカリキュラムや教育方法に忠実で、アクティブ・ラーニングの導入は部分的に止まることが明らかになった。今日、物理教育は、二つの問題に直面している。一つ目は、意欲と能力の高い学生を確保するために、AO入試の役割が高まっていることである。もう一つは、STEM人材育成のための基礎科目として、他分野の学生を教育する必要性が高まっていることである。いずれについても、これまでのような教育と研究の両立は難しく、新たな教育組織、教育専任の教員によって、教育方法が模索されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日、知識基盤社会を迎えて、高等教育は大きな変化を経験している。その変化のうちの一つが、専門主義の再検討である。これまで、多くの学問分野は、学生自身の高い意欲と自学自習を前提とした研究者養成を主眼にしており、入学選抜や他分野専攻の学生の教育に対しては、あまり関心を払ってこなかった。しかしながら、中等教育の易化に伴う入学者の水準低下やSTEM人材育成への要請は、従来の研究至上主義にとどまることを許さなくなっている。本研究は、最も専門主義が強固な学問の一つである物理学に着目し、教育方法・教員組織がどのような変化を経験しているかを明らかにするものである。
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