研究課題/領域番号 |
17K18620
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
島田 英昭 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (20467195)
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研究分担者 |
井関 龍太 大正大学, 心理社会学部, 准教授 (60436269)
藤木 大介 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (60403599)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 文章理解 / 共感 / 対話的学び / 深い学び / 心理実験 / 対話 / 深い学習 / 内省 / ワーキングメモリ |
研究成果の概要 |
学習における仮想的対話の実態の見える化を目的とした。大きく2点の研究を行った。第一に、勉強中に「仮想的な対話」を行う経験がある参加者を募り、インタビュー調査を行い、仮想的な子どもやアナウンサーに対する聴衆などを想定した仮想的な他者を利用した学習が少なくとも事例としてあること等を明らかにした。第二に、10項目からなる「架空の対話による学習傾向尺度」を作成した。因子分析により因子構造を同定した。また、対話型学習の好みとの関連等と比較して基準関連妥当性を確認した。その他、関連研究を挑戦的に行い、一定の成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現行学習指導要領において「主体的、対話的で深い学び」が示されているが、中でも「対話的学び」は重要な学習方法であるが、形式的に2名以上の対話があればよいのかといった疑問が生じていた。本研究により、対話的学びは形式というよりも、個人の中で実現できる可能性を示すことができた。一方でその傾向に個人差があることも、インタビュー調査や質問紙調査の結果から明らかになった。このことは、誰でも個人内の対話ができるとは限らず、学習方法を個別に適用する必要性が示された。これらの成果は、「主体的、対話的で深い学び」の理解を深めることとなる。
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