研究課題/領域番号 |
17K18625
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 泰之 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (70273208)
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研究分担者 |
高遠 節夫 東邦大学, 理学部, 訪問教授 (30163223)
金子 真隆 東邦大学, 薬学部, 教授 (90311000)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 数学eラーニング / 手書きデータ解析 / 数式自動採点システム / 手書き入力 / eラーニング / ペン入力 |
研究成果の概要 |
オンラインテストで,解答として数式を入力する形式のシステムが注目され,数式自動採点が可能となってきた。しかし,自動採点の対象となるのは,学生が思考した結果としての解答のみであり,その解答が誤答であった場合,どこで躓いているかを十分に把握することは困難であった。そこで,本研究では解答だけでなく,計算過程など,解答に至る思考過程を記述した手書きノートを提出する仕組みを構築することを目的とし,最終的に,手書きノートを写真撮影したもの,あるいはタブレット上での手書きノートを提出する仕組み,および,タブレット上での手書きノート作成では,ノートの筆記ログを蓄積することのできる仕組みを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オンラインテストで自動採点の対象となるのは,学生が思考した結果としての解答のみであり,思考過程までを十分に把握することは困難であった。本研究では解答だけでなく,計算過程など,解答に至る思考過程を記述した手書きノートを提出する仕組みを構築することにより,より詳細な学習者の理解を補助する仕組みを提供することができたことが学術的意義である。また,手書きノートの筆記ログを蓄積することにより,学習者の特性を把握することができ,熟達した教師であればノートを見ることによって把握できた学習者の特性をデータから推測することにより,経験の浅い教師への補助とし期待することができることが社会的意義と言える。
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