研究課題/領域番号 |
17K18627
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大澤 公一 京都大学, 高大接続・入試センター, 特定准教授 (20555320)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 教育心理学 / テスト理論 / 教育測定 / 心理測定 / 日本語教育 / 項目反応理論 / 高等教育 / 言語教育学 / 大学入試 / 教育系心理学 |
研究成果の概要 |
言語4技能を中心とした日本語運用能力のほか,大学をはじめとする高等教育機関における学修活動で必要となる様々な能力(学力)や適性・資質等を,口述能力を媒介して測定・評価を行うための統合的な試験の試作を研究目的とした。試験のプラットフォームはiPadを用いた適応型web面接試験とし,総合的な言語能力に加えて一般知識,論理的思考能力,問題解決能力,表現力,コミュニケーション能力などを統合的に評価する対話型試験の作成を目指した。当初は海外留学生の獲得促進(大学の国際化)を目的とした外国語母語話者の日本語学習者をターゲットとしたが,コロナ禍により海外モニター試験の実施は叶わなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従前の心理学的あるいは教育学的な能力測定においては,ある能力を測定・評価するためには当該能力に対応した個別の試験を(従って複数能力の場合には能力の個数分)実施することが大前提となっている。本研究は,挑戦的研究(萌芽)として,学力等の能力・適性や言語能力の諸技能の測定を,口述能力を媒介した適応型の面接試験によってある程度統合することにより,従前の能力別の試験の開発や実施の負担軽減を試みたものである。一方で,大学などの高等教育機関への志願者の教育背景が多様化するに伴い,従前の学力検査に偏重した入学者選抜方法からの脱却を目指し,総合的・統合的な能力評価の方法を模索するという意義もある。
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