研究課題/領域番号 |
17K18638
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
桑原 敏典 岡山大学, 教育学域, 教授 (70294395)
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研究分担者 |
工藤 文三 浦和大学, こども学部, 教授 (30231096)
谷田部 玲生 桐蔭横浜大学, 法学部, 教授 (30311137)
小山 茂喜 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 教授 (10452145)
鴛原 進 愛媛大学, 教育学部, 教授 (30335880)
永田 忠道 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (90312199)
釜本 健司 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (10435208)
井上 昌善 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (10824104)
田本 正一 山口大学, 教育学部, 准教授 (30808126)
田中 一裕 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (90805946)
紙田 路子 岡山理科大学, 教育学部, 准教授 (00782997)
藤原 孝章 同志社女子大学, 現代社会学部, 特任教授 (70313583)
高橋 純一 環太平洋大学, 次世代教育学部, 講師 (30884126)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 主権者教育 / 中高一貫 / 中等教育 / カリキュラム |
研究成果の概要 |
本研究は、中等教育段階を一貫した原理に基づいて構成される主権者育成カリキュラムを開発・実践し、その成果を評価するものである。18歳選挙権時代になり、高等学校における主権者教育が注目されるようになったが、主権者育成は義務教育段階においても重要な教育課題である。本研究において開発を目指した主権者教育プログラムは、たんに選挙の意義や投票の義務を生徒に説くものではなく、生徒が社会問題について、地域の人々など学校外の市民と連携しながら探究し、解決策を見出すことで主権者としての自覚と意識を高めようとするものであった。本研究は、そのようなプログラムの中で教師の発言が生徒に与える影響についても明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義の第一は、中高それぞれの学校段階において、選挙に関わる知識の教授や投票の啓発に留まらない主権者教育のあり方を具体的なプログラムの開発・実践を通して示したことである。第二は、主権者教育実践における教師の生徒への働きかけが、生徒にどのような影響を与えているか、その実態を解明したことである。 社会的意義の第一は、研究者、現職教員、知識社会の市民が協力して主権者教育に取り組み、次の世代の地域の担い手を育てる方法を具体的に提案したことである。第二は、主権者育成においては、投票の啓発よりも社会の一員としての自覚や効力感を育成することが重要であることを明らかにしたことである。
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