研究課題/領域番号 |
17K18640
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
松井 めぐみ 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (60400652)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | セクシュアルマイノリティ / LGBTQ+ / トランスジェンダー / 性的指向 / 大学 / 支援 / 啓発活動 / 海外大学の支援 / 大学生 / 支援体制 / 性自認 / 性的志向 / 間接的支援 / 海外の大学の支援 / キャリア支援 / 学生支援 |
研究成果の概要 |
国内の大学への調査から、セクシュアルマイノリティ学生からの相談について、どの部署がどのような内容の相談を受け、学内外のどこにリファーすることがあるのかが明らかとなった。大学における間接的支援としての啓発活動の調査から、当事者講演会の参加者の有意な意識の変化が示された。当事者への調査を行うために、今回新たに質問紙を作成し、大学での相談や困りごとを調査することができた。海外の大学への調査から、セクシュアルマイノリティ学生を専門にサポートする部署を持つ大学の支援・活動内容として10カテゴリーに分類される114の活動・支援が見出された。また各大学の支援対象やスタッフの資格等の支援体制が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の大学におけるセクシュアルマイノリティ学生支援は、専門的な支援部署を持つ大学がほとんどなく、各大学で個別に対応している現状である。本研究によって、多様なセクシュアルマイノリティそれぞれでサポートのあり方、求めるものが異なり、また当事者への直接的支援だけではなく、大学全体への啓発活動等の間接的支援も重要であることが示された。そして海外の大学に対する調査から、日本の大学ではまだ行われていない、様々な支援を具体的に明らかにすることができた。本研究で得られた知見は、今後の日本の大学における包括的なセクシュアルマイノリティ学生支援の発展に貢献すると考えられる。
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