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画像解析を用いた点字読み評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K18641
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 教育学およびその関連分野
研究機関広島大学

研究代表者

牟田口 辰己  広島大学, 教育学研究科, 教授 (40282371)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2018-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2017年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード点字読速度 / 触読指軌跡 / 動画分析ソフト / 特別支援教育 / 視覚障害 / 点字
研究実績の概要

全国の視覚特別支援学校7校に勤務する点字使用者45名の研究協力者に対して,新聞記事を読材料として使用して,1分間に音読する両手読速度と左右の片手読み読速度を計測した。同時にその様子をビデオに録画した。そしてこのビデオ画像を動画分析ソフト(Kinovea 0.8.24,Kinovea社製)に取り込み,1秒間25コマの速度で再生して,対象者の人差し指の腹に付したマークを追跡して軌跡を描画した。本研究はこれらの軌跡から触読する指の動きの特性を定量的に明らかにすることを目的としてデータ収集と解析を行った。
初年度はこれらの一部データを用いて検討した。その結果,読速度が両手,右手,左手全ての読み方において300文字を超えた対象者の片手読み軌跡は左から右への水平な軌跡を示した。一方,読速度の左右差が20%を超える対象者の遅い手による軌跡は垂直方向への上下運動や,読み直しのための逆行運動が頻繁にみられる不規則な軌跡を示していた。また,触読する指の軌跡の周長(軌跡全体の長さ)および上下動(垂直移動範囲)に関して,読速度が100文字未満の対象者は100文字以上200文字未満の対象者と200文字以上の対象者それぞれと比較して,周長が有意に長く,垂直移動範囲が有意に広いことが明らかとなった。
以上は初年度に得られた結果の一部である。本研究で用いた触読指軌跡の記録・描画方法により,触読指の詳細な動きを記録することができ,新たな視点から触読効率を高める可能性が期待される。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 点字触読指軌跡の分析2018

    • 著者名/発表者名
      門脇弘樹・菊池志乃・牟田口辰己
    • 雑誌名

      障害科学研究

      巻: 42

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 点字触読軌跡の分類2017

    • 著者名/発表者名
      牟田口辰己・菊池志乃・門脇弘樹
    • 学会等名
      日本特殊教育学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2018-12-17  

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