研究課題/領域番号 |
17K18645
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
川合 紀宗 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (20467757)
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研究分担者 |
大谷 みどり 島根大学, 学術研究院教育学系, 教授 (80533299)
中山 晃 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (70364495)
松宮 奈賀子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (70342326)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 外国語教育 / 小学校 / つまずき / 英語 / インクルーシブ教育 / 外国語活動 / 学習困難 / 教科化 / インクルーシブ教育システム / ダイバーシティ / グローバリズム |
研究成果の概要 |
本研究では、小学校外国語教育において、発達障害などの特別な支援を必要とする児童を中心とした多様な児童が参加できるカリキュラムや実践の在り方を検討・開発することを目的とした。学級担任や専科教員の授業分析や調査を通して、児童が外国語を学ぶ際に認められるつまずきを分析した。分析の結果、「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと」、「書くこと」の4技能の他、母語に関連したつまずきや特別な教育的配慮に関する「複合的要因」について、比較的多くの児童に共通して認められるつまずきから、個別性の高いつまずきまで段階的に整理した。カリキュラム開発では、これらのつまずきポイントに対する指導ストラテジーを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として3点があげられる。1つ目は、4技能の他、母語に関連したつまずきや特別な教育的配慮に関する「複合的要因」について、比較的多くの児童に共通して認められるつまずきから、個別性の高いつまずきまで存在することを明らかにしたこと、2つ目は、これらのつまずきポイントに対する指導ストラテジーを提案したこと、3つ目は、担任と専科教員とでは、外国語教育に対する自信の度合いが異なり、例えば「聞くこと」では、英語教育経験が長い専科教員ほど指導に自信があるが、「母語のつまずき」では、勤務年数が長い担任ほど指導に自信があるという結果を得た。今後の担任と専科教員の連携の在り方についても示唆を与えた。
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