研究課題/領域番号 |
17K18650
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
蒲生 啓司 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 教授 (90204817)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 発達障害 / 自閉症スペクトラム障害 / メタボローム解析 / 発達障害モデルマウス / モトプシン / 低分子極性物質 / アミノインデクス / ストレスマーカー / アミノインデスク / 神経伝達物質 / 精密質量分析 / アミノ酸 / 唾液アミラーゼ / ストレス物質 / モトプシン欠損マウス |
研究成果の概要 |
本研究は,LC/MS法によるメタボローム解析に基づいて,発達障害とりわけ自閉症スペクトラム障害を,生化学的・精神的(先天的・内因的)な視点と,生活環境中の化学物質や食物・栄養学的(後天的・外因的)な視点から解明していくことを目的として,発達障害を客観的体内物質量の変化として捉え,早期診断に反映される可能性を追究した。また,発達障害の特性を環境変化とストレスの観点から捉えた時に,発達障害者への適用の前段として,健常者を被験者とした環境要因としての1日の生活と運動刺激に密着して,ストレスバイオマーカーとして考えられている唾液アミラーゼの測定を行い,急性および精神的ストレス検査の可能性を追究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,メタボローム解析に基づく自閉症スペクトラム障害等発達障害の発症要因の解明と早期発見・診断に向けたバイオマーカーの探索を目的としており,発達障害と脳科学研究における解析化学的研究である。発達障害モデルマウスであるセリンプロテアーゼ欠損ノックアウトマウスと対照としての野生型マウスを用いる血清成分のメタボローム解析によって生み出される差異物質の発見が,発達障害の早期診断法として期待される。一方,発達障害者のおかれた日常的・対人的環境が,どのようにメンタルストレスをもたらすのかを解明すべく,健常者をモデルにそのバイオマーカーとして知られる唾液アミラーゼに注目して定量的・継続的に計測した。
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