研究課題/領域番号 |
17K18657
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
全 炳徳 長崎大学, 教育学部, 教授 (10264201)
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研究分担者 |
瀬戸崎 典夫 長崎大学, 教育学部, 准教授 (70586635)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 平和教育 / デジタルネイティブ / VR / AR / バーチャルジェネレーション / 原爆 / 教育コンテンツ / 仮想・拡張現実化 / 核による負の遺産 / 平和学習 |
研究成果の概要 |
本研究の研究成果としては、多くの被ばく遺構をもつ被ばく地長崎を対象に、原爆による被ばく前後の、更には現在の様子を比較できるデジタルコンテンツを完成したことである。その実現は原爆前後に残された写真情報から調査・判読・解析により、仮想(VR)・拡張現実(AR)による再現をしている。これらのコンテンツは全て携帯可能な情報端末や情報機器から実現している。仮想(VR)コンテンツはHTCのvive proの情報機器上に運用可能なデータとして整備しており、拡張現実(AR)コンテンツはiPadやiPhoneなどの携帯端末に対応したシステムやコンテンツとなっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後75周年を迎え散る今、若者たちからしてみれば原爆は大昔の物語に過ぎない。しかも、デジタル世代からしてみれば被ばく講話と被ばく遺構巡りの学習はアナログの時代から全く変わってないものとして写っている。デジタルネイティブの若者たちはデジタル機器を通して全ての情報を感覚的に理解し、受け入れている。 VR及びARのコンテンツとなった被ばく地長崎をめぐる原爆関連データはこのようなデジタルネイティブの直感に訴える力がある。彼らに馴染み深い科学的思考力、判断力、理解力を深めるコンテンツである。これからの平和教育の教材としての学術的・社会的な意義は深い。
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