研究課題/領域番号 |
17K18668
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 三育学院大学 (2019) 慶應義塾大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
松崎 敦子 三育学院大学, 看護学部, 准教授 (40792297)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 保護者トレーニング / テレヘルス / 早期支援 / 支援者トレーニング / オンライントレーニング / ペアレントトレーニング / 発達障害 / アプリ / 地域支援 / 早期発達支援 / Tele-health支援 / 保護者トレーニングプログラム |
研究成果の概要 |
本研究では,時間的・地理的制限を超えて広く保護者トレーニングを提供するため,テレヘルスシステムを用いて保護者トレーニングを実施し,その効果を検証した. 本研究は次の2つの介入実験で構成した.<実験1>保護者トレーニングを実施できる専門家の育成を目的とした「早期発達支援エキスパートの育成研修」,<実験2>早期発達支援エキスパートが保護者トレーニングを実施しその効果を検討する「テレヘルス保護者トレーニング」.介入の結果,実験1では複数回のビデオフィードバックの後,参加者の支援技術が向上したことが示された.実験2では,保護者の介入技術が向上し,子どもの発達月齢および言語発達が促進されたことが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,第1に保護者トレーニングを実施する早期発達支援エキスパートを育成した.これにより,保護者トレーニングを継続的に実施することが可能となる.そして第2に,保護者に自己学習教材を提供した後ビデオ通話によるコンサルテーションを行う,時間的・地理的・経済的制限を最小限にした保護者トレーニングを開発した.介入の結果,支援者の介入技術と保護者の関わり技術,そして子どもたちの実質的な発達を向上させる成果が得られた.エビデンスに基づく支援方法を,保護者にとって便利で負担が少ない形で提供するトレーニングプログラムを開発し,効果を検討し,そして広く普及することは,社会的にも大きな意義があると考えている.
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