研究課題/領域番号 |
17K18682
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 四国大学短期大学部 |
研究代表者 |
勝浦 美和 四国大学短期大学部, その他部局等, 講師 (40735817)
|
研究分担者 |
浜崎 隆司 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (20218530)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 幼児用自尊感情尺度 / 他者評価式自尊感情尺度 / 保護者 / 保育者 / 幼児 / 自尊感情 / 省察 / 自尊感情尺度 |
研究成果の概要 |
本研究では, 保護者や保育者が幼児の自尊感情の育ちを気にかけ, その姿から養育や保育を振り返る際の指標として他者評価式幼児用自尊感情尺度を開発することを目的とした。 使用者のわかりやすさを重視して保護者や保育者から収集した文言で項目を作成し,因子分析を行った結果,保護者,保育者同一の2因子10項目(第1因子:自己信頼・主体性,第2因子:協調性・達成意欲)の尺度項目が得られた。また,再現性調査,確認的因子分析等により,信頼性と妥当性について確認した。最終年度には,得られた尺度を用いて保育に介入し,応用可能性について探るとともに,自尊感情を育む保育に関する冊子を配布し,本尺度の普及を図った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの幼児用自尊感情尺度研究では,幼児による自己評価の可否,信頼性と妥当性の確認の不十分さが課題としてあげられていた。本研究では,それらの課題を克服するため,保護者と保育者による他者評価式であり,信頼性と妥当性を確認した幼児用自尊感情尺度を開発した。 本尺度の開発と普及により,保護者や保育者は,毎日の生活や遊びの姿から,幼児の自尊感情の育ちを捉えることが容易になり,養育や保育に役立てることが可能になると考えられる。また,保護者と保育者が同一の項目で読み取った幼児の姿を検討することで,多様な幼児理解や,自尊感情を育むための適切な関わりについて両者が一緒に考えていく手がかりになるだろう。
|