研究課題/領域番号 |
17K18685
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 松江工業高等専門学校 |
研究代表者 |
片山 優 松江工業高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (30390488)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 紙漉き / 暗黙知的技能 / 手作業 / 職人 / 技能評価 / 動作計測 / アイマークレコーダ / モーションキャプチャ / 伝統工芸 |
研究成果の概要 |
紙漉き(手漉き)を対象とした技能評価装置の開発を行った.紙漉き歴の異なる被験者の動作計測と視線計測を行い,完成した和紙の重さと厚みをもとに技能評価を試みた.計測結果より視線移動による有意な差は見られなかったが,動作計測においては紙漉き歴の長い職人に高い動作再現性が見られた.また,技能の差について漉き方による動作の違いから考察することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
島根県内の伝統工芸は,石州和紙や出雲民芸紙に限らず多くの分野で,職人の高齢化や後継者問題を抱えている.本研究により手作業を中心とする伝統工芸において職人の高い動作再現性が確認された.職人の動作をもとに技術伝承に効果を見いだせる方法を確立すれば,県内の伝統工芸に限らず幅広く技能伝承に応用できる取組みであると考えられる.
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