研究課題/領域番号 |
17K18691
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
大野 美喜子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (80715730)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 傷害予防 / 学校安全 / 安全教育 / 傷害予防教育 / 児童 / ピュアエデュケーション / 人工知能 / テクノロジー / 健康教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、複数の学校で児童が主体的に傷害予防の知識を共有・共創できるピアエデュケーションシステムを開発することを目的とした。提案システムを開発するため、傷害予防の重要性を学習する座学と、学校にある危険因子・安全因子の写真をとり、具体的な予防策を考えるワークショップからなる安全授業を実施し、学校内の危険因子と児童が考える予防策アイディアのデータを収集した。開発システムしたシステムは、児童に公開し、システムの有効性に関して調査を行った結果、提案システムが、学校の安全活動の推進や、友達とのコミュニケーション促進につながる効果があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
傷害は,子どもにとってもっとも身近な健康問題であるにも関わらず,現状,子どもが傷害予防の重要性について学ぶ機会はほぼ皆無である.本研究の社会的意義は,第一に,学校の授業の一環として本研究に参加することで,自分自身や友達の安全のために自分に何ができるかを考え,実際に活動を展開していく機会となったこと,第二に,本研究で実施した安全授業を通じて,課題の発見‐予防策の提案‐予防活動の実施までを一つのループでつなぎ,児童主体による学校安全に関する知識の知識化と,その知識を安全活動にフォードバックする安全知識循環システムを確立できたことで,我が国の科学的な学校安全活動のあり方を具体的に示すことができた.
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