研究課題/領域番号 |
17K18703
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心理学およびその関連分野
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
遊間 義一 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (70406536)
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研究分担者 |
金澤 雄一郎 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (50233854)
野田 哲朗 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (00769979)
河原 哲雄 埼玉工業大学, 人間社会学部, 教授 (30251424)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アイオワギャンブル課題 / 再犯リスク評価 / 再犯リスク / 処遇効果 / 前頭葉 / 性犯罪受刑者 / 神経生物学的検査 / 神経生理学的検査 / 再犯抑止 |
研究成果の概要 |
本研究では,a)神経生物学的検査である「アイオワギャンブル課題(以下IGTとする)」の日本語版を開発して,大学生のサンプルを用いて英語版との同等性を確認し,b)男子受刑者に対してIGTを実施し,従来から再犯リスクを評価するために用いられてきた尺度とは異なる次元の特性を測定していることが示唆される結果を得,さらに,c) IGTの得点パターンの違いによって,触法知的障害者に対する怒りの抑止訓練であるアンガーコントロールトリートメントの逸脱行動に対する効果が異なるとの結果を得た。以上から,IGTを従来の再犯リスク評価尺度に加えることで,より処遇に有効な尺度に改善できることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究には,次の2つの意義がある。第一は,神経生理学的検査として評価の定まっている英語版IGTと同等性を有する日本語版IGTを開発し,そのソースプログラムを公開し,多くの研究者が共有できるようにすることである。これによって,誰でもが同じ道具を使って,世界中のIGTの結果と日本語を母語とする者に対するIGTの結果と比較できるようになる。第二は,日本語版IGTを受刑者等に実施し,IGTによって改善更生のための処遇に対して異なった反応をする群を識別することである。IGTを再犯リスク評価尺度に加えて実施することにより,再犯リスク評価尺度をより処遇に役立つものとすることが可能となる。
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