研究課題/領域番号 |
17K18709
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心理学およびその関連分野
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
岡本 光生 横浜市立大学, 医学研究科, 共同研究員 (10784168)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | Lewy小体型認知症 / 神経心理検査 / 脳機能画像 / 神経内科学 / 神経科学 / 実験心理学 / 画像 |
研究成果の概要 |
Lewy小体型認知症(DLB)の幻視のメカニズムと表情認知の神経基盤を解明するため、モーフィングという映像作成技術を用いた新しい心理検査を開発した。DLBやパーキンソン病、アルツハイマー型認知症の患者に開発した課題を実施し、得られた結果から顔への見えやすさと判断の曖昧さを連続変数のパラメータとして算出した。結果では、DLBでは他疾患に比べて提示された画像を顔と判断しやすく、また判断が曖昧な傾向が認められた。症例数不足のため、得られたパラメータを脳機能画像と組み合わせて解析することはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳機能画像で得られるパラメータは連続変数だが、既存の神経心理検査で得られる結果の多くは離散変数であり、組み合わせて解析することが困難であった。本研究では新しい心理検査を開発することで、顔認知の偏向性と判断の曖昧さについて連続変数のパラメータを得ることができた。今後既存の神経心理検査や脳機能画像と組み合わせてより精密な解析が行える可能性が示された。また本課題がDLBの診断や鑑別に有用である可能性が示唆された。
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