研究課題/領域番号 |
17K18710
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心理学およびその関連分野
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
中川 敦子 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (90188889)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
|
キーワード | 気質 / 睡眠 / 乳児 / 縦断研究 / 感覚運動 / 乳幼児期 / アクチグラフ / 睡眠・覚醒リズム / 感覚運動機能 / 覚醒 / 注意 |
研究成果の概要 |
本研究では体動計(米国A.M.I.社)を用い、月齢3か月から24か月までの縦断研究を行い、睡眠・覚醒と、気質(temperament)や感覚運動機能の発達の関連を調べた。その結果、月齢6か月時点では、夜間によく寝て日中は覚醒しているという睡眠・覚醒リズムが感覚運動機能の良好な発達と関連すると言えるが,乳期前半ではむしろそうではなく、乳児期における良好な睡眠・覚醒リズムは一様でないと考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、子どもの夜間睡眠が少ないことは発達障害の徴候である可能性を示唆する報告が散見されるが、本研究では、乳児期における良好な睡眠・覚醒リズムは一様でないという結果であった。このことは月齢によって子どもの発達における夜間睡眠状態の意味が異なることを示唆し、特に乳児期の発達に関する研究では、月齢による違いや変化の考慮が大切と考えられる。そして、月齢に応じた子どもの発達メカニズムの理解を深めることが、適切な発達支援につながると思われる。
|