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成果を横取りする他者に対する利益分配忌避のラット行動モデルの確立

研究課題

研究課題/領域番号 17K18715
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 心理学およびその関連分野
研究機関同志社大学

研究代表者

畑 敏道  同志社大学, 心理学部, 教授 (50399044)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
キーワードフリーライダー / 不公平忌避 / ラット
研究成果の概要

本研究課題では、 (1)ラットにおいてフリーライダーへの報酬分配を避ける行動(フリーライダー忌避)が生じるか否か、(2)社会的な階層がフリーライダー忌避行動に影響するか否かを明らかにすることを目的とした。実験1では、自らのレバー押しの結果供給された餌を他個体が消費してしまう場合には、より早くレバー押しをしなくなることが示された。このことは、ラットがフリーライダー忌避を示すことを示唆している。実験2では、ペアで飼育し、餌を供給する側と供給される側を交互に経験したラットでは、そもそもフリーライダー忌避が生じず、社会的な優位性がフリーライダー忌避の程度に影響するかどうかを検討することができなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果、ラットがフリーライダー忌避を示す可能性が示唆された。一方で、ある条件下ではそのような現象が見られない可能性も示唆された。本実験課題は、フリーライダー忌避という新たな不公平忌避を検討するために幅広い種で用いることのできる汎用性のある実験手続きとして利用可能である。このような課題が開発されることにより、”倫理”や”他者への寛容性”の生物学的・神経科学的起源を探るための準備が整う。この研究がもたらす知見は、心理学の諸分野(動物心理学、進化心理学、生理心理学、行動神経科学、社会心理学など)、人文/社会科学(行動経済学、哲学、倫理学など)などの広範な領域に大きなインパクトを持つことになる。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ラットはフリーライダーへの報酬分配を避けるのか?2018

    • 著者名/発表者名
      畑 敏道・渡邉健也
    • 学会等名
      日本心理学会第82回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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