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新たな行動指標の確立-瞬きが映す主体の認知プロセス-

研究課題

研究課題/領域番号 17K18717
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 心理学およびその関連分野
研究機関精華女子短期大学

研究代表者

村井 千寿子  精華女子短期大学, その他部局等, 講師 (90536830)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード瞬き / 記憶 / 視線計測 / 実験系心理学
研究成果の概要

これまでに瞬きが情報のチャンク化を反映することが示唆されている。本研究は、記憶課題中の瞬きと課題成績との関連を明らかにし、瞬きが新たな行動指標となりうるかを検討した。方法の工夫として、あらかじめ刺激動画視聴中の瞬き生起のモデルデータを収集し、そこから瞬き生起の特徴を反映した記憶刺激を作成した。モデルデータにおいて瞬きが生起した場面と生起しなかった場面の再認記憶成績を比較することで、両者の関係を検討できる。主な結果として、瞬き生起と記憶成績の間には有意ではないものの関連する傾向が見られた。モデルデータの精度向上などの課題はあるが、当該問題を検討する上での手法の提案につながると考える。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに瞬きがもつ機能として、主体の情報処理や記憶活動を反映することが示唆されている。この研究では、実際に瞬き生起と記憶課題成績が関連するかを調べることで、視線や刺激選択などの一般的な行動指標では推測できない主体内部の認知過程を反映する行動指標としての瞬きに焦点をあてた。その計測の容易さから、認知実験において広く適用可能性のある指標といえる。また、その検討において、瞬き生起の特性を反映した記憶課題の作成が要点となるが、本研究ではデータの精度など問題は残すものの、瞬きのモデルデータを用いるという方法を提案し、その利用可能性を示唆した。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-07-21   更新日: 2021-02-19  

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