研究課題/領域番号 |
17K18765
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性物理およびその関連分野
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
是枝 聡肇 立命館大学, 理工学部, 教授 (40323878)
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研究分担者 |
藤井 康裕 立命館大学, 理工学部, 講師 (50432050)
野竹 孝志 国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, 研究員 (70413995)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 第二音波 / 量子常誘電体 / 高強度テラヘルツ波 / ソフトモード / 熱の波動伝搬 / テラヘルツ波 / ハイパーラマン散乱 / 熱波動 / ソフトモードフォノン / 熱の波動 |
研究成果の概要 |
量子常誘電体のソフトモードフォノンを高強度テラヘルツ波で励振することによって,量子常誘電体における熱波動(第二音波)の伝搬により有利な状況を作り出すことを目的とした.本研究では,ポータブルな高強度テラヘルツ波光源の開発,テラヘルツ波反射防止膜の考案,光によるコヒーレント熱波動発生機構の解明などの成果を得た.本研究の成果は,熱波動科学の発展に寄与することにとどまらず,強誘電体関連物質におけるソフトモード分光においても強力なツールとなり得るものと期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般にペロフスカイト型の強誘電体関連物質ではSrTiO3 と同様にソフトモードが存在し,有限のキュリー温度でソフトモードが凍結するものは強誘電体となるが.ソフトモードが明瞭に観測できないものも少なくない.また,キュリー温度が明確に定義できない散漫な相転移を示すリラクサー強誘電体でもソフトモードを観測することは非常に難しいが,本研究におけるテラヘルツ波反射防止処理によるソフトモード励振とハイパーラマン散乱分光は,これらの強誘電体関連物質におけるソフトモード分光の強力なツールともなり得るものと期待される.
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