研究課題/領域番号 |
17K18771
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
プラズマ学およびその関連分野
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
荒巻 光利 日本大学, 生産工学部, 教授 (50335072)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 光渦 / 速度空間トモグラフィー / プラズマ分光 / 吸収分光法 / トモグラフィー |
研究成果の概要 |
本研究で提案する速度空間トモグラフィー法は,光渦の励起体積が速度空間で異なる傾きを持って分布することを利用しており,パラメータ掃引を必要としない初めての速度分布関数測定法である.光渦の励起体積の配位はビーム断面内の位置に依存するため,吸収分光に用いると必然的に不均一に吸収される.欠陥構造を持つ光渦は伝搬に伴い構造が回転することが報告されており,不要な伝搬による構造変化を抑えると共に,プラズマ中を伝搬することによる構造変化を正確に観測する必要がある.本研究では,速度空間トモグラフィー法の基礎となる,吸収体を伝搬する光渦の特性を明らかにし,吸収により欠陥構造を持った光渦に対する測定系を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プラズマの研究に限らず,物理系のダイナミクスを研究するあらゆる分野において,対象の速度分布関数は現象を理解する鍵となる.従来の速度分布関数測定では,何らかのパラメータ掃引に対する物理系の応答を利用するため,原理的にリアルタイム測定は不可能であった.本研究で提案する速度空間トモグラフィー法は,光渦の励起体積が速度空間で異なる傾きを持って分布することを利用しており,原理的にパラメータ掃引を必要としない初めてのリアルタイム速度分布関数測定法である.本研究では,速度空間トモグラフィー法の基礎となる,吸収体を伝搬する光渦の特性を明らかにし,吸収により欠陥構造を持った光渦に対する測定系を構築した.
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