研究課題/領域番号 |
17K18812
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
黒澤 耕介 千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 上席研究員 (80616433)
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研究分担者 |
奥住 聡 東京工業大学, 理学院, 准教授 (60704533)
村主 崇行 国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究機構, 特別研究員 (50599149)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 天体衝突 / 衝突雷 / 火山雷 / 放電 / 電荷分離 / 地質試料 / 室内衝突実験 / N体数値計算 / 放電現象 / 粉体 / 二段式軽ガス衝撃銃 / 衝突実験 / N体計算 / 物質放出 / 粉体相互作用 / 絶縁破壊 / 高速度衝突実験 / 惑星古環境 / スフェリュール / 二段式水素ガス銃 / 衝突放出物 |
研究成果の概要 |
天体衝突時に発生する放出物カーテンの特性を実験的, 解析的, 数値的手法を用いて多角的に検討した. その結果, 室内衝突実験の時空間スケールでは大規模放電構造は発生しないことがわかった. 解析&数値モデルにより, 放出物カーテン中の相互衝突過程をモデル化し, 衝突実験で観察される特徴的なパターンを再現することができた. 今後はこのモデルによる検討を進め, 天体衝突時に雷放電が発生する可能性に迫っていく予定である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大気を持たない太陽系の固体惑星, 衛星の表面を支配する地形は衝突クレータである. それらの形成時には必然的に放出物カーテンが発生していたであろう.放出物カーテンの発生, 成長, 堆積は1つの地質過程として認識されている. 今回の萌芽研究によって, 天体衝突で発生する放出物カーテンの様々な特性が明らかとなったことによって, 地質過程の新たな理解が得られた.
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