研究課題/領域番号 |
17K18818
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料力学、生産工学、設計工学およびその関連分野
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
野老山 貴行 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (20432247)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
|
キーワード | PCR / DNA / 摩擦 / 紫外線 / 吸着 / その場観察 / トライボロジー / 潤滑油代替材料創製 / 潤滑 |
研究成果の概要 |
人工的に生産可能な潤滑油を得るため,植物由来DNA断片の潤滑油代替材料としての可能性を検討し,低摩擦材料として確立するものである.ポリメラーゼチェーンリアクション(PCR)法により,DNA断片の増幅と摩擦面への供給,摩擦測定からその可能性について解明する.DNA断片の摩擦面吸着のその場観察から,低摩擦に寄与する極性基の種類,吸着される側の材質との組み合わせの解明を目指す.最後にDNA断片の吸着を阻害する要因を明らかにするため,紫外光導入摩擦面その場観察試験機を用いて,入射する紫外線波長と摩擦係数との関係を得る.吸着基あるいはDNA断片の構造を破壊する要因について明らかにする.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球資源の搾取型潤滑システムは石油採掘量がゼロになることで終焉を迎えることが危惧されており,潤滑油代替材料の模索は人類にとって必要不可欠な課題である.本研究で明らかにした潤滑物質の創製はトライボロジー分野にとって搾取型から生産型への転換を意味し,将来潤滑油が枯渇する問題を根底から解決するものである.
|