研究課題/領域番号 |
17K18829
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料力学、生産工学、設計工学およびその関連分野
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
岡田 晃 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (60263612)
|
研究分担者 |
山口 篤 兵庫県立工業技術センター, その他部局等, 主任研究員 (90470244)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 放電加工 / 曲がり穴 / つり下げ電極 / 小径 / 金型 |
研究成果の概要 |
本研究では,金属球を薄い金属箔でつり下げた電極を用い,放電加工による金属塊材への曲がり穴加工技術の確立を目指し,基礎的検討を行った.その結果,穴加工が安定して実現できる電極構造および電気加工条件を明らかにした.また,加工中の工作物を傾斜することで加工方向を制御できるため,曲がり穴加工を実現できることに成功した.鉄鋼系金型材料やアルミニウム合金に対しても加工中に工作物に数100ミクロンの微振動を付加することで,短絡を防止し安定した加工状態を維持できることも明らかとした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで金属材料に対して従来の機械的除去加工によって小径の曲がり穴を創成することは難しく,最適な部品形状や設計の妨げとなっていた.本研究の遂行によって金属に対して曲がり穴加工の可能性が示されたことは工業的な意義は大きく,金型の冷却流路や油圧の機器の作動油流路への応用,そのほか他分野への応用が期待できる.また固定しない電極を用いて,極間距離を精密に制御しなくとも放電加工が可能であることから,この現象を利用した様々な加工形状創成の応用も期待できる.
|