研究課題/領域番号 |
17K18839
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
流体工学、熱工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
矢野 隆章 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (90600651)
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研究分担者 |
宮地 輝光 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (40452023)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ナノフォトニクス / プラズモニクス / 光誘起熱 / 光熱効果 / ナノサイエンス / 触媒科学 |
研究成果の概要 |
本研究では、金属ナノ構造の「光誘起熱」を積極的に活用し、新奇な高温ナノ科学を創成することを目的とした。とくに、試料表面上の微小領域における新奇な熱物性を見出し、そのメカニズムを解明することを主たる目的とした。白色光照射下で金属薄膜表面の暗視野顕微分光測定を行い、レーザー照射下におけるプラズモン共鳴波長の変化を観察した結果、数度程度の温度変化を共鳴波長の変化として検出できることが明らかになった。さらに、光発熱した金属ナノ構造表面と吸着分子との相互作用をナノ分光学的に解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光照射した貴金属ナノ構造表面の光誘起熱をプラズモン共鳴波長の変化として検出し、その光熱相互作用をナノ分光学的に測定した。この研究成果は、(1)従来の光熱加工法では不可能な10nm以下の熱加工分解能の実現、(2)従来の触媒化学では不可能なナノスケールでの触媒化学反応誘起とそのメカニズム解明に資するものであり、従来の『高温』を取り扱う研究分野の限界を打ち破るブレークスルーなりうる。
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