研究課題/領域番号 |
17K18850
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械力学、ロボティクスおよびその関連分野
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
久野 義徳 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (10252595)
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研究分担者 |
小林 貴訓 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20466692)
Lam Antony 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (50744124)
福田 悠人 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (70782291)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 知能ロボット / コンピュータビジョン / ヒューマンロボットインタラクション / 感情認識 / 認知症 |
研究成果の概要 |
まばたきはほとんど無意識のうちに行われているが、コミュニケーションの過程との関連が指摘されている。相手の話を理解して聞いているときは、相手のまばたきに同期して聞き手にまばたきが生じる。そこで、人間と円滑にコミュニケーションできるロボットの実現のために、ロボットのまばたきについて検討した。その結果、ロボットが話し手の場合、聞き手の人間は相手が人間のときと同様にまばたきの同期現象を示した。相手のまばたきをカメラ画像から検出して、それに同期してまばたきのできるロボットを開発した。これを用いて、ロボットが聞き手の場合の効果について実験したが、明確な結果は得られなかった。今後さらに検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間同士の場合の重要性から、人間とロボットのコミュニケーションにも表情や身振りなどの非言語行動の利用が研究されている。しかし、主な対象は意識的に行う非言語行動であった。ここで取り上げたまばたきは、ほとんど無意識的に行われる行動である。しかし、認知や情動に関連することが分かってきている。無意識に生じるということは、その人の本当の認知や情動の状態を示すものであり、その利用は人間の本当の気持ちにそって行動できるロボットの実現に役立つと考えられる。今回は、無意識の行動ということで、定量的評価が難しい点はあったが、ロボットのまばたきについて基礎的な知見を得ることができた。
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