研究課題/領域番号 |
17K18857
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械力学、ロボティクスおよびその関連分野
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山西 陽子 九州大学, 工学研究院, 教授 (50384029)
|
研究分担者 |
川原 知洋 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 准教授 (20575162)
原本 悦和 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (30540869)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
|
キーワード | 磁気タグ / BioMEMS / 磁気センサ / 磁性タグ / マイクロTAS / マイクロロボット / マイクロ工学 |
研究成果の概要 |
本研究はこれまで高額かつ複雑なMEMSプロセスより製作したICタグをウェットな環境下においても安価でロバストな発信が期待できる磁場を使用した新しいタグについての研究を行った.従来法より安価かつ2次元情報を一度にセンシングできる磁気光学系のMOセンサを採択し,マイクロ磁気タグの磁気フィールドイメージング情報を得ることに成功した.着磁して埋め込みセンシングを行うこれまでの方法は時間とともに磁束密度の低下により,数ヶ月以上の磁気情報の保持には問題があったが,今回新たに磁気アシスト法による磁場増幅センシング法を考案し,着磁不要で計測時に着磁しながらセンシングを行う新計測法を具現化することに成功した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノム編集等の発展とともに識別個体数が激増し,さらに動き回る個体もあって,より効果的な多数・多品種識別・トレーシング技術が求められてきている中において,このようなウェットな環境下においても微小で安定なタグシステムは高い付加価値を生み出し拡張性の高い技術となることが期待できる.本技術は,他の通信機器との連携を行ないリアルタイムで生体情報等をネットワーク化することが可能になる.本技術はトレーサブルネットワーク社会実現へ向けた挑戦的研究として意義あるものになると考える.
|