研究課題/領域番号 |
17K18909
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木工学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 (2019-2021) 富山県立大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
畠 俊郎 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (30435424)
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研究分担者 |
千葉 元 大島商船高等専門学校, 商船学科, 教授 (20369961)
八木 光晴 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 准教授 (90605734)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 地盤工学 / 海洋環境 / 微生物固化 / マイクロプラスチック / 地盤環境 / 深海環境 / 海底資源 / 海洋資源 |
研究成果の概要 |
本研究では深海域の鉱物・エネルギー資源の開発等への貢献を目指した「海底微生物地盤工学」の創出を目指し,既に現地に生息する微生物の機能を活用した地盤改良技術の提案などに取り組んだ. 具体的には,低温・高圧の深海域で採取したコアサンプルの微生物群集構造を解析や,単離微生物の持つ結晶化機能を活用したセメント改良土の劣化抑制効果などを明らかにした. 期間中の新型コロナウイルス感染拡大により,附属練習船による暴露試験体の設置・回収に制限を受けたため,緊急性が高く,地盤工学分野からの貢献が可能なマイクロプラスチックに焦点を当て,一般的に用いられている装置を用いた堆積物からのMP迅速検出法の提案に取り組んだ.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海底に眠る未利用の鉱物・エネルギー資源の開発にあたっては原位置の生態系を可能な限り活用しつつ,環境への影響を最小限とした条件の下で必要とされる地盤強度等の機能強化が重要と考えられる.本研究では,このような観点を含めた「海底微生物地盤工学」の提案を目標とし,①深海底から回収した土壌サンプルから目的微生物を効率的に単離する方法,②セメントと微生物の組み合わせることによる長寿命化,③新たな環境問題として関心が高まっているマイクロプラスチックの堆積層内への蓄積状況の迅速評価法の提案,を行った.本検討の結果から,地盤工学的観点からの海洋微生物活用方法と,地盤工学的視点からのMP迅速検出法を提案できた.
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