研究課題/領域番号 |
17K18922
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹脇 出 京都大学, 工学研究科, 教授 (20155055)
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研究分担者 |
藤田 皓平 京都大学, 工学研究科, 准教授 (40648713)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 断層近傍地震動 / 長周期長時間地震動 / 極限的地震動 / 弾塑性応答 / レジリエンス / インパルス入力 / 制振構造 / 免震構造 / 耐震設計 / 長周期地震動 / ダブルインパルス / 極限地震動 / 非線形ダンパー / 極限外乱法 / 制振設計 / 不確定性 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、入力地震動をインパルスの時間列で表現するという独創的なアプローチにより、断層近傍地震動および長周期長時間地震動に対する建築構造物の簡易的な安全性評価に関する信頼度を格段に向上させることである。本研究では、断層近傍地震動を模擬したダブルインパルスや長周期長時間地震動を模擬したマルチインパルスを受ける1自由度の非減衰および減衰弾塑性構造物の極限的応答の閉形表現解を誘導した。さらに、多自由度系についても極限的入力の特性を明らかにし、粘性ダンパーの最適配置法を展開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建物の耐震設計にとって重要なことは、共振が生じても安全性が確保されるような建物の剛性と減衰を如何に決定するかということである。本研究では、共振が生じることを最悪な状態としてとらえ、特徴的な地震動をインパルス列を用いて表現するという独創的な考えのもとに、そのような共振状態を簡潔に表現することに成功した。その方法により、建築構造物の簡易的な安全性評価の信頼度を格段に向上させることに成功した。
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