研究課題/領域番号 |
17K18925
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築学およびその関連分野
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
岩佐 貴史 鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (90450717)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 座屈モード / 応答予測 / 空間分布 / 離散点計測 / 構造工学 / 建築構造 / 計測工学 / 変位分布 / 確率モデル / 確率論 / 建築構造・材料 / 有限要素解析 / 解析・評価 |
研究成果の概要 |
本研究は,大規模な構造物の座屈後の変位応答上限値を限定された離散点計測データから一定の信頼度で推定する方法論の構築を行った.対象としたのは膜構造と円筒シェル構造であり,それらの座屈後形状を全視野形状計測法で詳細に計測した.そして,座屈モードが一つの基本パターンの繰り返しで構成される場合には面外変位の空間分布は類似な確率モデルに従うことを明らかにした.この結果を基に限られた離散点データから薄膜や円筒シェル構造の座屈後の変位応答上限値を簡易的に推定する方法論を提案し,その有効性を座屈実験を通して示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,構造物の座屈後の変形モードに含まれる性質(周期性と対称性)を変位応答の空間分布の視点から捉え,限られた離散点計測データから構造物の変形挙動の上限値を一定の信頼度で予測する新たな方法論を構築した.このようなアプローチ法は全視野計測が極めて困難な大規模構造物の計測において,限られた離散点データからでも変位応答上限値を簡易的に推定できる方法論を提供するものであり,センサーネットワーク等の技術と組み合わせることで新たな計測技術の開発が期待できる.
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