研究課題/領域番号 |
17K18943
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
松本 純 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 研究開発部門, 研究開発員 (60791887)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 宇宙工学 / 人工衛星 / スラスタ / 亜酸化窒素 / 超臨界 / 相変化 |
研究成果の概要 |
亜酸化窒素を推進剤として用いる超臨界スラスタの研究開発として,液体亜酸化窒素の連続安定ガス化システム及び触媒による亜酸化窒素分解システムの構築を行い,その成立性を実験的に示した.また,それらの実験を通じて,本スラスタシステムのサイズ,必要電力,性能,運用制約等のリソースについても値を見積もることができた.これらは,本研究が掲げた「安全で・比推力が高く・連続噴射可能で・低コストな」スラスタシステムの構築実現に直接的に寄与する成果である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通常,発電所で使用される超臨界遷移熱サイクルを宇宙分野に適用し,推進剤の相変化効率向上に寄与させた.また,亜酸化窒素分解による温度上昇に起因した触媒失活を防ぐため,運用(流量)制約を特定した.以上を合わせて,スラスタ「システム」を組み上げたことが,本研究の大きな学術的意義である.
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